「なろう小説」を楽しむ!!!
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みなさんこんにちは、微課金太郎です!
なるべくお金を掛けずに楽しめる趣味、「微課金趣味」を紹介する当ブログ
今回のおすすめは「なろう小説」です!!
なろう小説に触れた事の無い方の中にはなろう小説というものにマイナスなイメージをお持ちの方もいらっしゃることと思います。
また、そもそも「なろう小説」ってなに?という方もいるかも知れませんね。
今回はそういう方のために、なろう小説の微課金趣味的魅力をお伝えしていこうと思います!
なろう小説とは?
まずそもそも「なろう小説」についてですが、これはインターネット小説投稿サイトである「小説家になろう」の中に投稿された小説の事を指します。
「小説家になろう」というのはアカウントさえあればだれでも小説を執筆し、投稿できるサイトです。
昨今このサイト発で書籍化、映像化などが行われる作品が非常に多いため、小説家になろう内に投稿された作品を「なろう小説」という括りで呼ぶわけですね。
なろう小説の魅力
無料で楽しめる!!
これが「微課金趣味」的には非常にポイントが高いんですね!
ブックマークやしおり機能など、閲覧する上で快適になる機能を利用するためにはユーザー登録が必要ですが、当然これも無料で行えます。
もちろん未登録であっても読める作品に制限がかかるわけではないので問題なしです!
作品の中には超長編と言えるレベルのものなんかもあり、しおり機能やブックマーク機能は重宝しますので、私はユーザー登録をしています。
圧倒的な作品数!!
実は小説投稿サイトというのは小説家になろうの他にも複数存在しています。
サイトによって投稿される作品の傾向は違うので有名どころのサイトは覗いてみることをお勧めはしますが、なろう小説の武器の一つはその圧倒的な作品数にあります。
ブログ執筆時点(2021年11月29日)でその数なんと「920,148作品」!!!
単純な話にはなってしまいますが、92万冊の小説が皆様のお部屋にあるのと同義なんです。
もちろんその全てが好みに合うわけはないですが、選択肢は多い方が良いですよね?
これだけの作品数があればきっと皆さまの好みに合うものも投稿されているはずだと思います。
アニメ化される作品が多い!!
昨今はなろうアニメ化ブームと言っていいほどこのサイト出身の作品がどんどんアニメ化され、大人気を博しています。
例えば「Re:ゼロから始める異世界生活」(通称:リゼロ)は2012年連載開始で2016年にアニメ化されましたが、未だに続編の放映がされたりパチンコやスロットの題材になったりと、ある種一大ムーブメントを巻き起こした作品として知られています。
他にも「転生したらスライムだった件」(通称:転スラ)や、ロボットゲームの金字塔である「スーパーロボット大戦」に参戦した事でも話題になった「ナイツ&マジック」(通称:ナイツマ)等数多くのアニメ化作品を輩出しています。
実写映画の原作になることもあり、「君の膵臓を食べたい」も実はなろう小説なんですね。
アニメを見た後に原作を読んで違いを楽しむもよし、アニメ化予定の原作を放送前に読んで原作組となるもよし、と好きな楽しみ方ができます。
なんて言っても無料ですからね。万が一途中で飽きてしまっても何の経済的デメリットもございません!
実は良いところばかりではないなろう小説
と、まあなろう小説の魅力を書いてきましたが物事というのは良い面とそうでない面があるものです。特になろう小説は「あまり好きじゃないわ」という方がいるのも事実。
ここでは、そういった面もご紹介していこうと思います。
作品の質は玉石混交
小説家になろう内には数多くの作品が投稿されていますが、その多くは商業作家ではない方、身も蓋もない言い方をすれば素人の作品です。
そのため文体や表現等があまり上手でない方の作品もあります。
当然有名作品になればなるほどそういった部分は目立たない傾向にありますが、読んでいて「ん?」となる作品に当たる可能性も十分ありますのでそこら辺は「まあ無料だからな」と広い心で楽しんで頂ければと思います。
同系統の作品がめちゃくちゃ多い
小説家になろう作品の特徴として「大ヒットした作品が出るとその類似作品が大量に投稿される」というものがあります。
ランキングから小説を探そうとするとまあ似たようなジャンルのばかりが上位を占めている、という事がしょっちゅうなんですね。
以下になろう作品の特徴的なジャンルを記載してみますので読んで頂ければと思います。
異世界転生モノ
これは何らかの要因(よくあったのはトラック事故とか刺殺とか)で冒頭に主人公が死んでしまい、現代でない主に中世ヨーロッパ風の世界や、剣と魔法のファンタジー的な世界に生まれ変わる(転生)、というジャンルです。大体どこかのタイミング(生後すぐだったり大人になるにつれてだったり)で現代に生きていたころの記憶が復活します。
異世界転移モノ
異世界転生は死亡後他の世界に生まれ変わるというものですが、死亡せずに何かをきっかけにして突如として異世界に移動してしまう、というのが異世界転移モノです。
悪役令嬢モノ
転生の亜種ともいえるものです。
よく少女漫画や乙女ゲームなんかで主人公をいじめたり敵対したりする恋のライバル的な立ち位置の金持ちお嬢様って出てきますよね?「おーっほっほっほ」的なアレです。
アレが「悪役令嬢」と言われるキャラクターなんですが、この悪役令嬢に転生する、というジャンルの作品の事です。
で、転生して何をするかと言うとですね。大体その手のキャラクターって最終的には健気な主人公に負けて、破滅的な流れのままフェードアウトしていくスカッとジャパン的な終わり方をする事が多いですよね?
具体的には親の事業が失敗してお金持ちだったのに没落してしまうとか、元々婚約者だった男性をヒロインに取られてしまうとか、何なら革命が起きて処刑されてしまうとか・・・
そういった(悪役令嬢から見た場合の)悲劇的な結末を回避するために奮闘する、というジャンルなんですね。
追放系
これは、よくあるRPG的なパーティを組んでいた主人公がリーダーである勇者や他のメンバーから戦力外通告を食らってしまいパーティから追放されてしまうんですね。
しかしその主人公にはチート能力(チート:ズルやイカサマの事、ここではイカサマレベルで突出した能力を持っている事を指します。)があって、それを使ってどんどん頭角を現していくんですね。
それとは逆に主人公を失った勇者一行は何をやっても上手くいかず、ある時主人公に戻ってきて欲しいと懇願しますが、彼はそれを取り合わない。というものです。
スカッと系ですね。
以上が代表的ななろうのジャンル説明ですが、当然上記に当てはまらない作品もたくさんありますので、これが全てだと誤解のないようお願い致します。
ご都合主義的展開が目立つ
上記に挙げたジャンルの作品にありがちなのですが、非常にご都合主義な展開になる事があるんですね。
例えば異世界転生では冒頭で死亡した主人公が何らかの理由(神様の手違いとか色々)によってとんでもないレベルのチートスキルを持って転生したりするんです。それによってあまり苦労がないまま転生先で立身出世を果たしたり数々の女性から惚れられたりという展開があります。
こういった展開を非常に嫌う方もいるため、なろうにはアンチと呼ばれる層も一定数存在しています。
ただ微課金趣味的にはそんなに肩ひじ張らずにゆるーい気持ちで楽しんでみてもいいのでは?と思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はなろう小説を楽しむ、というテーマの記事でした。
魅力だけでなくネガティブな面もお伝えしてしまいましたが、そういう部分もコミで楽しんで頂ける要素がなろう小説には間違いなくあると思います。
ジャンルも異世界等のファンタジーはもちろん、現代を舞台にしたものや恋愛モノ、ホラーや歴史に至るまで本当に色々な作品があります。
もしこの記事を読んで少しでも興味を持って頂けたら是非、なろう小説を読んでみていただけると充実した微課金趣味ライフを送れるかもしれません。
最後におまけとして3つほど私のオススメなろう小説をご紹介させて頂きますので参考にしていただけると嬉しいです。
オススメなろう小説3選!!!
おまけとして私の好きな作品の中から3つほどピックアップして紹介させていただきます。リンクをクリックして頂ければ小説ページに飛びますのでご興味のある方は是非!
Re:ゼロから始める異世界生活(作者:長月達平)
https://ncode.syosetu.com/n2267be/
記事の中でもタイトルを上げましたが、アニメ化もされて大ヒットを飛ばした通称「リゼロ」の原作がこちらです。
引きこもりがちだった主人公「ナツキ・スバル」があるとき突然異世界に飛ばされてしまう「異世界転移モノ」ですね。
こちらの作品は2012年に連載が開始されましたが今日現在ではまだ完結しておらず、定期的になろう内にエピソードが投稿されています。
もちろんWEB版だけでなく書籍化もされていますが、そちらでは追加エピソードなどがあるそうです(すみません、微課金太郎は無料で楽しめるWEB版しか読んでいません。)
大人気作品だけあってキャラクターも魅力的でストーリーも面白く「ん?これは単純な転移モノとは違うぞ?」と思わせてくれる魅力があります。
個人的には一番更新を楽しみにしている作品ですね。
椅子を作る人(作者:山路こいし)
https://ncode.syosetu.com/n5914de/
こちらは転生ものとは打って変わってサスペンス的な要素が強いハードな作品です。
イギリスの閑静な街で突如起こったひき逃げ事件、それをきっかけに主人公・チェスの心は次第に壊れていく・・・
なろう=転生ご都合と思っていた私の固定観念をぶっ壊してくれた一作です。
この作品は非常にハード且つ悲しい展開をみせていくのですが、作者である山路氏の紡ぐ文章が非常に美しく抒情的で、陰鬱になってもおかしくないテーマなのに寂しさ、悲しさと共にどこか爽やかさも感じさせる読後感を演出しています。
この作者さんは他にも作品を執筆されていますが、それもオススメです。
マネーロンダリング~二億円のゆくえ(作者:青い鯖)
https://ncode.syosetu.com/n4376bl/
ひょんなことから二億円を拾ってしまった主人公、そのまま使ってしまってはお札の番号から足がついてしまう・・・
タイトルからも分かるように拾ったお金を使うためにマネーロンダリングをしていくサスペンス形式の作品です。
最初はほんの少しの額で試すのですが、それが次第に大きな金額になっていくにつれてハラハラドキドキも増していきます。
駆け抜けるような素早く心地よい展開とドキドキ感のバランスが良いおかげで非常に読みやすく、最後まで中だるみする事なく楽しんで読めました。
以上、私的オススメなろう作品3選でした!
ここまで読んで頂きまことにありがとうございます!
それではまた次回の記事で、微課金太郎でした!!!