【1.8対抗戦に向けて】新日本プロレスのプロレスラー紹介!
[http://Embed from Getty Images :embed:cite]
こんにちは、微課金太郎です!
以前の記事で微課金趣味としてのプロレス観戦を紹介させて頂きました。
お読みになっていない方はご一読をお願いします!
今回はその続きとしてオススメのプロレスラーをご紹介します!
さて、前回の記事ではテレビ放映等があることから「新日本プロレス」をお勧めしましたが、その中で「1月8日に他団体との対抗戦がある。」という事を書きました。
これ実はかなり大きなイベントになる事が予想されるんですが、もし私の記事で興味を持った方が今プロレスを見始めた場合、「まだ選手の事も何もわかんないよ!!」となる可能性があります。
新日本プロレスは業界最大手の団体です。そのため所属選手も多く100名近くが在籍しており、覚えるのも一苦労なんですね。
なので、1月8日の「新日本プロレスvsプロレスリング・ノア」対抗戦に出場するであろう新日本プロレスの選手を中心に今回から不定期ではありますがご紹介していこうと思います!
なお、現在YouTubeにて、対抗戦を前に各選手のインタビューがアップされていますのでブログと併せてご覧になって頂くことをお勧めします!!
太陽の天才児・棚橋弘至
[http://Embed from Getty Images :embed:cite]
というわけで今回ご紹介するのは「棚橋弘至(たなはし ひろし)選手」です!
棚橋選手は「太陽の天才児」「100年に一人の逸材」「エース」など、華々しいニックネームを持つ新日本プロレス中心選手の一人で、かなり魅力的な選手ですので今回の紹介記事をきっかけに是非、試合を見て頂ければと思います!!
棚橋弘至選手の基本データ
身長:181cm
体重:101kg
出身:岐阜県
生年月日:1976年11月13日(現在45歳)
デビュー:1999年10月10日
棚橋選手の来歴
将来を嘱望されたデビュー時代
学生時代から体を鍛え、センスもあり入団からわずか半年でデビューを果たします。
その後さまざまな選手とユニットを組むなどして着実に実績を積み重ねていきます。
団体からも中邑真輔(なかむら しんすけ 現:WWE)選手、柴田勝頼(しばた かつより)選手とともに「新・闘魂三銃士」ということでプッシュされていくんですね。
このまま順調にいくかと思われたその矢先に事件が起こります。
新日本プロレス低迷期
2000年代に入ると世の中は空前の格闘技ブーム。
93年に第一回大会を開催したK-1は興行としての円熟味を増し、中軽量級の選手も粒ぞろいで勢力をどんどん拡大していきます。
更には総合格闘技イベント「PRIDE」の大ブームも到来します。
各局こぞって年末には格闘技の中継を放送する一大ムーブメントになりました。
そのうねりの中で新本プロレスは、当時会長だったアントニオ猪木氏の意向で次々と選手を格闘技のリングに送り出す事になります。
そこで新日本プロレスの有名選手が負けると世間は「なんだ、やっぱりプロレスラーって弱いじゃん」となってしまったんですね。
元来プロレスと格闘技は異なるものですし、実際に猪木氏からはかなり無茶な出場要請がなされていた、等事情はあるにせよこの流れがきっかけでファン離れを起こしてしまいます。
実際この時期の新日本プロレスは本当に迷走していまして、格闘技では実績も人気もうなぎ上りだったがプロレスはお世辞にも上手とは言えないボブ・サップ選手をチャンピオンにしたりとファンが離れる要素満載でした。
更に新日本プロレス、猪木氏のその路線に反発した武藤敬司選手はじめ数名の選手と新日本プロレス社員が退団、ライバル会社の全日本プロレスに移籍してしまいます。まさに泣きっ面に蜂状態です。
そんな中棚橋選手は、とある大会に来場した猪木氏に対し「僕はこのリングでプロレスがやりたいです!」と発言をします。(アメトークで有田哲平さんが『踊る!猪木御殿』と称したやり取りの中の一幕です。)
ブーイングを乗り越え低迷期の新日本プロレスを支え続ける
棚橋選手は絶対的スターだった武藤選手の離脱もあり人材不足に苦しむ新日本プロレスの中心になって行きますが、それとは裏腹に彼を否定的な目で見るファンも少なくありませんでした。
新日本プロレスは猪木氏が作り上げた「ストロングスタイル」という男くさいプロレスを売りにして「強さ」を演出してきましたが、それは猪木氏が中心にいてその強烈なカリスマ性を発揮してこそのものでした。
棚橋選手はまずそれを変えようとするんですね。
元来甘いマスクだった棚橋選手ですが、髪を伸ばし金髪に染め抜いていわゆる「チャラい」レスラーになります。彼が筋肉ムキムキでなければホストと言ってもいいレベルでチャラい見た目です。
それが旧来のファンに受け入れられずブーイングを受ける日々が始まります。
ファンからしたら「これからお前が中心になって新日本を復活させてもらわなきゃ困るのにそんな事でどうする!」というような思いがあったんでしょうね。(私も実はその一人でした。)
そんな中2006年には自身初のIWGPヘビー級のベルトを腰に巻く事になるのですが、チャラさは止まりません。勝った後にマイクで「愛してまーす!!!」とか言っちゃいます。
ただこの明るく分かりやすいキャラが次第に受け入れられていくんですね~。
低迷期をブーイングの中必死に支え続けた棚橋選手はついに大歓声を浴びるチャンピオンへと成長していきます。(チャラさは変わりません。)
ベテランになっても新日本プロレスの中心で輝き続ける
こうして新日本プロレスとそのファンを「ストロングスタイルの呪い」から解き放った棚橋選手の快進撃は止まりません。
史上最多タイに並ぶ10度の王座防衛記録やプロレス大賞受賞など「何とか新日本プロレスを変えよう」「プロレスの面白さを伝えよう」と頑張ってきた努力が開花し名実ともに新日本プロレス不動のエースとして君臨します。
年齢的にはベテランの域に差し掛かった現在でもそのハツラツとしたファイトと明るくとにかく前向きなキャラで多くのファンから愛されています。
新日本プロレスも2010年代に入りようやく低迷期を脱し、過去最高売上を記録するなどかつての勢いを完全に取り戻していますが、間違いなくその最大の功労者は棚橋選手でしょう。
棚橋選手の得意技
スリングブレイド
相手の首に腕を巻き付けながら回転し、マットに叩きつける技です。
棚橋選手らしいスタイリッシュな技ですね。
一時期はフィニッシュに使われていましたが、近年では繋ぎ技として使われることが多い印象です。
ハイフライフロー
棚橋選手のフィニッシュと言えばこの技!!
コーナーポストに昇ってダイブ!一度屈伸運動を加えた後、全体重を相手に浴びせかける技です。
実はこの技、プロレス的には「ボディプレス」と言い、そんなに珍しい技ではないんですね。
特にプロレス技というのはどんどん高度化、複雑化して行っていますから現代においては全くフィニッシュに使われるような技ではないんです。
じゃあ棚橋選手が何故この技を使い続けているかと言うと「初めて見た人でもプロレス技の凄さが分かりやすいように」との事です。
プロレスの技を見るのに慣れていない人がいきなり複雑な技を見ても「これがこうなって腕がこうで・・・」なんて思わないですよね?
「え!?この人100キロ超えてるんでしょ!?すげー!!」と一目で思えるように敢えてこの単純な技をフィニッシュに使うわけです。
ただダイブ姿勢の美しさは特筆すべきものがあり、棚橋選手の華やかなイメージと相まって必殺技としての説得力を生み出しています。
もちろんこの他にも棚橋選手おなじみの技はいくつもありますが、まずはこの二つの技に注目してみてください!!
棚橋選手の魅力
圧倒的なプロレスセンス
棚橋選手は恵まれた体格ももちろんですがプロレスセンスがずば抜けています。
基本的な技一つとっても「違いを見せられる」選手なんですね。
系譜的にはかつて付き人を務めていた武藤敬司選手のような華のあるタイプです。
プロレスに対する愛情
低迷期の新日本プロレスを支え続けたその原動力はプロレスに対する圧倒的な愛情です。
自分がブーイングを受けていた時も「その代わり相手が引き立つ」と常に前向きに捉えながら新しいことに挑戦する姿勢は多くのファンの心を動かしました。
得意技の項で特に複雑でもないハイフライフローという技を使い続ける理由を「初めて見た人にもわかりやすいから」と解説しましたが、常にファンのことを考え、「プロレスって楽しいんだぞ!!」と全身で表現する姿は見ていて清々しいものがあります。
こう見えて実は仮面ライダーオタク
棚橋選手は重度の仮面ライダーオタクとして知られています。
そのオタクっぷりですが、実は試合も含めていろいろなところから見て取ることができますので以下にその一端を解説します。
・100年に一人の逸材(ニックネーム)→100年に一人の天才(仮面ライダーキバ・紅音也のセリフから)
・お前の罪を数えろ(抗争相手へのVTRの中で)→仮面ライダーW
・決めポーズ(人差し指を天に向かって突き立てる)→仮面ライダーカブト
極めつけは勝利後に行う「エアギター」パフォーマンスです。
これはとにかく動画を見てください!
仮面ライダーファンの皆様!このメロディーに聞き覚えありませんか?
そうです!「仮面ライダー響鬼」に登場する仮面ライダー轟鬼が戦闘後に奏でる清めの音「雷電激震」ですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は棚橋弘至選手について解説しました。
気になった方は是非地上波放送の「ワールドプロレスリング」などで棚橋選手の活躍を見ていただけると嬉しいです。
1月8日の対抗戦まであと1か月となりましたので、間に合うように選手紹介を今後も続けていきたいと思います!!
最後までお読みいただきありがとうございました!
それでは、微課金太郎でした!