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【アマプラホラー】口裂け女2レビュー

皆さんこんにちは、微課金太郎です。

前回はホラー映画の魅力とアマゾンプライムビデオで見ることのできるホラー作品のご紹介をしました。

今回も1作品ご紹介させていただきたいと思いますので、ホラーに興味のある方はお読みいただけると嬉しいです。

今回はネタバレあり、というか作品全編におけるおおまかな流れも書いてしまいますので、ネタバレが嫌という方に関しては導入部分終了後に引き返していただければと思います。(ご視聴後にまた戻ってきてもらえたらとてもうれしいです。)

さて、今回取り上げる作品は「口裂け女2」!!

それではいってみましょう!!


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主な登場人物

沢田真弓(演:飛鳥 凛)

今作の主人公。三姉妹の三女で高校生。陸上部に所属している。容姿端麗で男子生徒から告白されることも。

 

沢田幸子(演:川村ゆきえ)

三姉妹の長女。結婚を目前に控えている。

 

沢田雪枝(演:岩佐真悠子)

三姉妹の次女。家を出て美容師として働いている。

 

森山誠二(演:真山明大)

真弓の憧れの先輩。爽やかなイケメン。卒業式で真弓に第二ボタンを渡し交際するようになる。

 

ストーリー

平和な日々

1978年、沢田三姉妹の末っ子・真弓は充実した学園生活を送っていた。

所属している陸上部ではエースの活躍。男子生徒からの告白も受ける。

しかし彼女の心には同じ陸上部の先輩である森山がいた。

卒業を控えた森山に何とか思いを伝えようと奔走するも、もう一歩が踏み出せない。

三姉妹の長女である幸子も結婚を控え、次女雪枝も美容師として働いている。

沢田家は養鶏場を営んでおり、一家は幸せな日々を送っていた。

 

※ここまでがストーリー紹介の導入部分です。以降はお話の核心部分に突入していきますのでネタバレ注意です。

 

悲劇の始まり

次女・幸子の結婚式当日、花嫁衣裳に着替える幸子に真弓は部屋を譲ってほしいとおねだりする。

新生活のため家を出ていく幸子は、可愛い妹のお願いを了承する。喜んだ真弓は幸子の部屋に移ることになる。

そして始まった結婚式の最中、庭にある人物が現れる。

それは幸子が結婚前に交際していた養鶏場の取引相手である鈴木だった。

不審に思った幸子だったが鈴木はすぐに姿を消してしまう。

その後は何事もなく結婚式は終了し一息ついた後、次女・雪枝は真弓に「ちゃんと好きな人に告白しなさいよ」と言い残し帰っていく。

 

そしてやってくる先輩・森山の卒業式の日、真弓の思いが通じたのか、彼から第二ボタンを受け取ることができた。東京に行ってしまう森山だが、文通の約束をし、遠距離恋愛となる。

幸せいっぱいで眠りについたその夜、新しい部屋で寝ている真弓のもとに忍び寄る人影があった。

幸子の元交際相手の鈴木である。彼は自分を捨てて結婚していった幸子が許せず復讐しようとして彼女の部屋に忍び込んだのだ。

しかしその部屋から既に幸子は去ってしまっており、現在は真弓の部屋になっている。

鈴木はそれに気づかず、寝ている真弓の顔に硫酸をかけてしまう。

激痛に大声を上げる真弓、その声を聞きつけて両親が駆けつけるが、鈴木は止めに入った母親を殺害する。

その後鈴木は猟銃を持ってきた父に射殺される。

硫酸をかけられた真弓は病院に行くが、顔の大部分が焼けただれており、口も大きく裂けてしまっていた。傷の縫合はなされたが、医師からは「今の技術ではこれが限界」と宣告されてしまう。

 

さらなる悲劇

正当防衛であることは確かだが、人を射殺してしまったことで町内では様々な心無い噂が飛び交ってしまう。

そんな中真弓は学校に復帰するが、顔の傷を隠すためのマスクが欠かせなくなってしまう。

そんな真弓を周囲の生徒は「お岩ちゃん」とあだ名を付けて陰で嘲笑った。

学校に居場所のない真弓の心の支えはただ一つ、遠距離恋愛中の先輩・森山との文通だった。

怪我の件は大したことがない、と小さな嘘をつく真弓だったが、次第に嘘は大きくなっていく。手紙の中だけでしか以前の充実した学生生活が送れなくなっていく真弓。

卒業したら東京に行って、森山との生活を夢見るようになっていく。

しかし更なる不幸が一家を襲う・・・

事件の影響で養鶏場の経営が立ち行かなくなってしまった姉妹の父が自殺をしてしまったのだ。

保険金で養鶏場の借金を返すようにと書かれた遺書を残して・・・

一人きりになってしまった真弓を心配した長女・幸子と次女・雪枝は相談し、実家に戻ることを決め、姉妹3人だけでの生活が始まった。

 

真弓の唯一のよりどころであった森山との文通は途絶えていた・・・

 

赤い服の女

森山との文通も途絶え、周囲からのいじめにひたすら耐える真弓の心はどんどん疲弊していった。

そんな中真弓は赤い服を着て顔を隠した女の姿を見かけるようになっていく・・・

ある時真弓の親友だった同級生2名が刃物で惨殺されるという事件が起こる。

二人の葬儀に際し、帰省した森山と再会した真弓は後日二人だけで会う約束をする。

久しぶりに会った憧れの先輩とのデート。少しでも可愛く思われたい真弓は次女・雪枝の働く美容院を訪れ、髪を切ってくれるように頼む。

雪枝は好きな人と会うのだと直感し、ずっと辛い思いをさせられてきた真弓が少しでも幸せになれるように願うのだった。

 

残酷な真実

約束の日、森山とのデート。

しかし待っていたのは残酷な言葉だった。真弓に第二ボタンをあげたのは亡くなった真弓の親友2人に頼まれたからであったこと、東京で恋人ができたこと。「俺たち付き合ってないよな?」

ずっと憧れ続け、事件後も森山との思い出、森山との文通、森山とのこれからを心の支えにしてきた真弓にとってこれ以上なく残酷な言葉の数々。

「沢田のことは綺麗だと思うけど」と言う森山に対し、「これでも私、綺麗ですか?」とマスクを外し素顔を見せる真弓。

絶句する森山の前に赤い服の女が現れ、彼を刺殺してしまう。

次第にその女の姿が変化し、返り血を浴びた真弓の姿になっていく。

真弓が見ていた赤い服の女とは自分のことだった。彼女の心はもうとうに壊れていたのだ。

親友2人を殺害したのも赤い服の女=真弓自身だった。

 

惨劇の朝

事件の当日、森山と一緒にいたはずの真弓のもとに警察が訪れる。

しかし真弓は警察にも家族にも「森山とは会っていない。」と告げる。

不審に思った次女・雪枝が真弓の部屋を捜索すると、返り血に染まったワンピースを発見する。

長女・幸子に相談をする雪枝。警察に相談しようとする雪枝に対し、幸子は「このことが世間に知れれば私たちの居場所はどこにもなくなってしまう。」と隠ぺいを決意。

幸子はこの時妊娠をしていたのだ。自分と子供の将来のためになんとしてもこの事が露見するわけにはいかなかった。

翌朝、朝食の席につく三姉妹。真弓がジュースを飲んだとたん苦しみだし、血を吐き倒れてしまう。

真弓を亡き者にしようとした幸子がジュースに養鶏場で使っていた殺鼠剤を入れていたのだった。

苦しみもがく真弓を見て救急車を呼ぼうとする雪枝を制止する幸子。

何が起きたかわからない雪枝に対し協力して真弓を殺害するように話す。

「自分たちの幸せを守るためには、真弓に死んでもらうほかない。」と雪枝を説得する。

勤務先である美容院の新店舗を任されることが決まっていた雪枝もその説得に乗ってしまうのだった・・・

姉妹に犯行が露見したことを察していた真弓は、隠し持ったハサミで最後の抵抗を試みるが、それもむなしく力尽きる。

亡骸となった真弓の死体をコートにくるみ、幸子と雪枝は車で森に向かい、そこに堀った穴の中に埋めるのだった・・・

 

伝説の誕生

死亡したかに見えた真弓は生きていた。

いや、もう生きてはおらず、人ではないものとして蘇ったのかもしれない。

穴の中から這い出た真弓は町を目指す・・・

 

勤務先の美容院で仕事をしている次女・雪枝の前に真弓が姿を現す。

確かに殺害したはずの真弓に驚く雪枝。真弓は雪枝をためらうことなくハサミで刺殺すると長女・幸子がいる自宅へ向かう。

幸子に襲い掛かる真弓だったが、幸子も応戦。包丁で真弓の体を貫き逃走するが、絶命することのない真弓は幸子を追う。

商店街まで逃れた幸子だったが、真弓に追いつかれ刺殺されてしまう。

 

「お姉ちゃん、私・・・綺麗?」

 

口裂け女2の感想

正直最初はB級ホラー映画だとタカをくくっていました。

どうせ見放題ですし、B級ホラー結構と思ってみてみたらこれがまた面白い!

この作品は「口裂け女がどのようにして生まれたか?」という内容になっています。

普通のホラー映画のように幽霊がどかんと出てくるような作品ではなく、サスペンス要素の強いものになっています。

 

ところで皆さんは口裂け女の噂を知っていますか?

噂の中では口裂け女という妖怪に関する様々な特徴が語られています。

本作はその特徴をしっかりとキャラ設定に盛り込んで活かしているところがまず見どころですね。

例えば・・・

口裂け女はとても足が速く、逃げても追いつかれる→真弓は陸上部のエースで、大会で新記録を出すほど足が速い。

口裂け女はコートを着ている→殺害された時にくるまれたコート。

・ポマードという言葉に弱い→憧れの先輩である森山は整髪料を付けている。

・整形手術を失敗して口裂け女が生まれた→事件による整形手術。

などなど「あ、このシーンはあの噂の元になったって設定なんだな」というシーンが数多く出てきますので結構感心させられます。

 

 

と、いうことで今回は「口裂け女2」のご紹介でした。

「2ってことは1があるんじゃないの?」と思った方もいらっしゃると思います。

確かに「口裂け女」という作品はあり、それが前作に当たるのですが、作品間の繋がりは全くありませんので安心して見ていただければと思います。

また、前述のようにこの作品はホラー描写がそんなにありません。ですのでホラーが苦手な方の入門作としても良いのではないかと思います!!

それでは今回はこの辺で!!微課金太郎でした!!!